JK_Tomorrow-Maker’s blog

ビジネスや経済などのニュースや日常の気づきを出発点に、「科学(技術)、心(アート)、モノ(サービス)、デザイン」という4象限を操りながら、自由に発想していきます。発想や着眼の手助けや、思考の自由度拡大の糧になれば、何よりです。

「ブレグジット、再国民投票」から

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三点に注目したい。
 1.原点のとりかた
 2.リーダーの力
 3.国民直接投票(電子政府

関連代表記事 2018年9月24日 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASL9S2TK9L9SUHBI002.html
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A ブレグジットは再投票すべきだが、国民投票の意義・意味について問う必要がある。初回時に公開されなかった不都合な真実があるからといって、それを理由に再実施というのは、無責任すぎる。何事も、前例という既成事実ができると次が楽になる。国民投票再実施という実績を創れば、以降、再実施が楽になってしまう。

 

B 今の論調で再実施した場合の対立構造は次のようなものと考えられる。

 ・ブレグジットした場合(ハード、ソフト)
 ・ブレグジットしない今までの場合

この対比は間違っている。一度、ブレグジットといってぶち上げた事実は消えない。ここで取りやめた場合、EU諸国が投げかけるイギリスへの目線は、以前とは異なるものになるだろう。つまり、いまブレグジットを引き下げた場合を、比較対象ケースに持ってくる必用がある。

 

A 高貴なイギリスの血があるのであれば、EU他国から冷ややかな目線を送られるのは屈辱だろう。本来、ブレグジットするにしても、しないにしても、国民の心を高ぶらせ一体化し群としての力を引き出すことが重要になる。何があってもEUを抜ける!という強い態度が、交渉力に結びつく。

 

B 確かに、今のイギリスには国民を扇動し先導するリーダが不在。常に決断にはネガティブ面があるのは仕方がない。プラスの面で国民感情を高ぶらせ一体化させるリーダが必用

 

A 話は変わるが電子政府を考えれば、国民直接投票を有効に機能させることができる。日本であれば、国民の直接投票をもって参議院代替をすることもできる。

 

B 規模が大きく異なるからエストニアの丸コピーとはいかないけど、仕組みとしては構築できる。この場合も、国民投票への責任感が重要になる。簡単にやり直しではいけない。

 

A 国民投票を複数段のステップにするのは面白い。第一段階では、ある議題の仮試験実施可否について投票。実施となれば、属性異なる地域を複数選定して、実地試験。指定期間のログをとり、その結果をもって、本格的に全国展開するかの投票へ。

 

B スマホからの投票であったり、SNSからの数ステップでの投票ができれば、若手層もよびこみやすい。このような状況で答えを求めるのではなく、しっかりしたファシリテーとの下で議論し、自分の見解を磨くのは国力の底上げにもなる。