JK_Tomorrow-Maker’s blog

ビジネスや経済などのニュースや日常の気づきを出発点に、「科学(技術)、心(アート)、モノ(サービス)、デザイン」という4象限を操りながら、自由に発想していきます。発想や着眼の手助けや、思考の自由度拡大の糧になれば、何よりです。

「ガンの早期発見診断サービス」から

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三点に注目したい。
  1.トータルサービス・課金点のバランス
  2.プラットフォーム化・爆発普及
  3.フェーズ/段階の設定と位置づけ

関連代表記事 2018/9/19付 日本経済新聞 夕刊    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO3551296019092018EAF000/

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A 予防や早期発見の重要性が高まるのは言うまでもなく、テクノロジーの進化もこれを後押ししている。ガンなどの早期発見は重要。見逃したくないのは、「結果が出た後」に対するソリューションの提供。ガンかも、と結果が出た時に、放置されては心が痛くなる。どこに相談すればいいか、どうすればいいか?そこまで提供すべき。より詳細にデータとれるようになれば、「XXに注意」というライフスタイルの提案にも食い込める。ビジネスの拡がりが非常に大きいが、早期の規模拡大が重要になる。

 

B 色々な診断キットが進化している。消費者からみて、あれもこれも検査するのは億劫だろう。時計の針を右に回せば、あるい程度のマルチセンサー型に収れんしていくはず。その時に活躍するのは、診断キットの大型プラットフォーマ。ここに診断薬をつぎつぎ実装していく。先を見越して、規模をとり他社を排除する戦略はありか。

 

A 爆発的な普及はやはり、重要。規模拡大に伴うデータ蓄積に信頼性の構築が加わり、正の循環がでてくる。個人利用を促すのも重要だが、企業の検診に食い込むとか、福利厚生の一環として労組側に売り込むとか、或いは、保険屋とタッグを組むなど、ヴォリュームを稼ぐ方法が必用になってくる。中盤からは、自治体などと提携し実績課金するといった方法も面白い。

 

B 少し視点を変えると、「わざわざ」検査するという行為自体が面倒でもある。個別固体の検査ではなくて、検査というインフラとして定義してみるのも面白い。便や尿をトイレとして分析したり、汗や体臭などを数cm□程度のフレキセンサーで分析していく。何種類かの手法をあわせてディープラーニングしていく。詳しい検査を推奨する!というアドバイスの確度を上げていくイメージ。

 

A 段階、は確かに重要。基本的には安全側で結果がでるようになる。1つ目の「検査している感のない」検査で警告がでたならば、診断キットを用いたより精細な検査にうつる。これでも警告がでれば、推奨される方法でのさらなる精密検査に入っていく。大きな流れの中で自社がどこに位置づくか。そして前後とのシームレスな接続をどうするか。他社含めた情報共有のあり方も、当初からデザインしておきたい部分。