JK_Tomorrow-Maker’s blog

ビジネスや経済などのニュースや日常の気づきを出発点に、「科学(技術)、心(アート)、モノ(サービス)、デザイン」という4象限を操りながら、自由に発想していきます。発想や着眼の手助けや、思考の自由度拡大の糧になれば、何よりです。

「車検と健康食」から

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2点に注目したい。
 1.車検→情報非対称性を自社優位に利用している状況は、まずい。
 2.健康食→消費者は、低カロリー、ノンオイル、栄養機能食品…を欲しているわけではない。

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A 今日、気になったこと。
  ●車検のため、ディーラに車を持参した。法定内容以外にも、「XXの点検、交換、処理」などを薦められる。明らかに情報非対称性を利用している。

  ●プロが一般消費者に対して「XX処理を見積もりにいれていますが、どうされますか?」と聞けば、大半の人は「お願いします」と回答するハズである。

  ●その処理を行うことにより顧客の利得を述べないのは、情報非対称性を事業として単に利用しているにすぎず、短期利益の追求であるといっても過言ではない。

  ●MaaSの発展や、SaaSの普及により、ディーラの収益構造がこれからどんどん変わっていく中で、顧客の価値効用を主眼に置かないこの状況は、まずい。

 

 


B 今日、気になったこと。
  ●栄養機能性食品などが非常に増えている。カロリーについても、カロリーゼロが溢れている。ノンオイルもよく見かける。

  ●「一日分のXXX(栄養素)含有」と書いてあるが、それは「必要な量を体が吸収すること」を意味しているわけではない。例えば、XXXを一回の食事で採りきるのと、三食に分けて採るのとでは、吸収の状況は異なる。当然、食べ合わせにも影響されるし、個体差の影響もある。

  ●「ノンオイル」とあるが、「ノンオイル=太りにくい」とは誰も言っていない。「油の効果」を取り除くことで、逆に太りやすくなることがあることを、忘れてはいけない。事業社であれば、ノンオイルXX(ドレッシングなど)の「効果的な使い方」にまで、踏み込むべき。

  ●色々な食材や料理にカロリーが表示されているが、同じカロリーでも「吸収されやすさ」は異なる。単にカロリーという熱量で食料・食物を比較しているにすぎず、体への影響を示しているわけではない。

  ●消費者は、低カロリー、ノンオイル、栄養機能食品・・・・を欲してはいない。まだまだ隙だらけな領域。カスタマーサクセスへのフォーカスもしやすい。テクノロジードライブも活きる。

 


/2018.01.27 JK