JK_Tomorrow-Maker’s blog

ビジネスや経済などのニュースや日常の気づきを出発点に、「科学(技術)、心(アート)、モノ(サービス)、デザイン」という4象限を操りながら、自由に発想していきます。発想や着眼の手助けや、思考の自由度拡大の糧になれば、何よりです。

「認知の重要性」から

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3点に注目したい。
 1.行動に移らないと意味がない。
 2.セグメントに対する「リアル感」醸成が重要
 3.現実の気付きを起点に、学習FLOWをつくる。

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A マーケティングについて学ぶと、認知の重要性を訴える現場(ページや講義等)によく出くわす。

 

B 本来であれば、日常生活の中から「認知の重要性」を肌で感じ、認知は超重要だが難しいという危機感から、学びそして行動していくとよい。

 

A 最近、MBAは役に立たないといったアンチMBA派がいる。確かにMBA取得者のレベルが非常に低いことがあり、単なる資格ホルダーが溢れている状況であるのだから、仕方がない。しかし、MBAを取得するための学習内容は有意義である。


B 現代という時代があって、未来がある。これに対してどのように対峙するのか。どう思考するのか。どうアクションするのか。教科書に出てくることをそのまま「役に立たない」という方々は、学習の「が」の字もわかっていない、いわば無能に近い類の方々である。


A 学びというのは、コンテンツ・筆者などの思考・筆者などの姿勢から、その時々の環境に照らして学ぶべきであり、コンテンツが化石化していても、思考形態や姿勢からは得るものが多いことも、しばしばである。

 

B 認知の重要性の戻ると、日々生きる中で、「認知が足りていない」と感じる場面には無数に遭遇するだろう。しかし、それを遭遇していると感じるのか、何も感じないのかで、その後の学習成果・成長度が大きく変わることになる。

 

A 身内や深い友人などがガンになり、ステージ4として即入院になった。ここまでの経過を訪ねると、食欲不振を半年以上前から訴えていたが、医師による診断結果は、何度繰り返しても逆流性食道炎であった。知人の別の医師に相談したところ、「うちで診てみる」となり、詳しい検査をしたところ、ステージ4のガンであると判明。このケースでは、セカンドピニオンという言葉自体は家族は知っていたが、その本当の重要性を把握しておらず、行動に移せていなかった。

 

B 重い事例以外にも、一般的なイベントなども、街でたまたま見つけ始めて知るということも多い。複雑な減税サービスなどもそうであろう。難解で読みずらい文章を読み解く気力と根気を持っている人は稀であり、作ったサービスが機能していないケースが多い。


A いくらでも事例を挙げられるが、日常生活の中で「認知問題」に出くわすケースは本当に多い。ここに対して経営者として常に危機感を抱いておくべきである。

 

B 例えば、TV-CMのようなブロードキャストは非効率とされる時代であり、ナローキャスティングやポイントキャスティングに脚光が集まっているが、場合によってはTV-CMの方が圧倒的に費用対効果が大きくなる。


A ここでは、認知を広くとる。即ち、言葉だけを知っていてもそれが行動に移らねばまったく意味がない。バズワードのように言葉だけが流行っても、それが行動に繋がらねば、知っていただいた意味がない。広い意味で認知は行動まで含むとする。


B 行動まで含めて認知と考えれば、セカンドオピニオンの事例であれば、「リアルさ」の伝達が重要になる。セカンドオピニオン自体の重要性は頭では理解できても、自分や家族の病に対してセカンドオピニオン必用と考え行動できないのであれば、意味がない。即ち、対象となるセグメントに対する「リアル感」の醸成が重要になる。


A このような観点で日常生活を過ごしてみると、至る所に「認知不足(認知させるためのデザイン不備)」が転がっていると気が付く。それらに対して自分であれば、どうやって、認知問題を解消するかを思考する。それを、テキストや講義、議論などで補完し、ブラッシュアップして、自分流の認知技へと昇華させていく。これが学びのよきスタイルである。

 


/2018.01.05 JK